川平屋の奥の部屋(通称・VIPルーム)の「梅の柄のステンドグラス」。これは川平屋が3年前に現在の場所に移転した時に、古い店から若奥の「わがまま」で持ってきたものです。今から13年前、前の店が店舗改装をした時に、
ちょうどこの頃、若奥はデザイナーの「コシノジュンコ先生」と出会い、今まで着物が「和感覚」だったものが「洋感覚でも良いのではないか」と感じ、とても大きな刺激(影響)を与えていただきました。今でもコシノ先生とはとても親しくさせていただいて、時々
「梅の柄」は、コシノジュンコの振袖の柄(神田うのちゃん着用)をモチーフにしました。このデザインを使わせていただくために南青山のコシノ先生のオフィスに許可をとるなど、とても大変でしたが、先生も前の店でのこのステンドグラスを覚えていらして、新しくこの店をオープンし記念パーティーに来て頂いた時にも「あら、このステンドグラス持ってきてくれたんだ」と喜んでくださいました。
昔からのお客様も「これ見ると昔のお店を思い出すね」といって懐かしんでくださいます。あの頃の若奥は・・・仕事に一生懸命で「睡眠時間4時間半で働く」事で“私はこんなに頑張っているんだから!!”と、とんがってました。今もこの「ステンドグラス」を見ると「無我夢中で突っ走ってたあの頃」を思い出しますが・・・。
今は・・・「仕事は一生懸命にやる」 もちろんですが、「楽しく仕事をしよう」と思います。仕事は・・・楽しいですよ。“きもの”大好き“だし。毎日好きな着物が着られる・・・。私は幸せだと思います。