今夜、近くのコンビニに買い物に行き、駐車場にベンツを止めてふと横を見ると…ガードレールにもたれ腕から血を流しながら、左手で右肩を抑え「痛い…痛い…」と言ってグッタリしている男性がいました。その近くで、やはり若い男性2人が、コンビニ脇の公衆電話から「えっと…ここの場所は…えっと…えっと…」
「広久手町6丁目東の信号の角のセブンイレブン」「そうそう、広久手町6丁目東の…」若奥は思わず口を挟んでしまいました。そして怪我をしている男性の側に行って「大丈夫だからね。今救急車呼んだから、もうすぐ来るからね」と声をかけ、電話を終えてケガ人の側に来た男性に「ねえ、警察には連絡したの?」「まだです」「早く電話しなきゃ」「はい」
男性がしゃがみこんでいる2メートル横に、自転車が車のバンパーの下敷きになって、クシャクシャになっていました。電話していた2人のうちの1人は、たまたま事故現場に居合わせた男性のようです。
「痛いよね、頑張って!!意識はしっかりしてるから、大丈夫だからね!!」
こういう時に、救急車の来るのの、なんと長く感じられる事か…。時間を持て余し、知り合いのお医者様に電話してみたり…(留守電だったけど)「ねえ、このケガ人のお兄さんの家には電話した?」「まだです」「電話したほうがいいよ。えっと…あなた…電話番号、言える?」
若奥は、自分の携帯で電話しそうになり、なんで私の携帯で電話しなきゃあかんの!!と思い、「ちょっと、お兄さん、電話してあげてよ!!」「僕の携帯で??」「あたりまえでしょ!!」
そのうちに救急車が到着し、パトカーも到着し、若奥はその場を立ち去り、コンビニで普通にお買い物をしました。コンビニの中のお客様はお店の中から救急車を眺めヒソヒソ話をしていましたが、みんな「見て見ぬフリ」でした。
帰りの車の中で…血を流して倒れている人をみても「ビビリもしなかった自分」にびっくりしました。20年前の「歯医者さんでの5年間のアルバイト」のおかげで、「血を見てもヘッチャラ人間」になってしまったのでしょうか…。そして、その場で「冷静に仕切っていた自分」にもびっくり…。「ただの通行人」のくせに…。
でも、一番びっくりしたのは…。
「事故現場に着物を着て現れ、仕切りまくった後、ベンツに乗って立ち去った…あの「オバサン」は…誰???」と、その場にいた3人の男性だったのではないでしょうか…。若奥は…決して怪しい者ではありませんよ!!!
PS.デジカメがバックの中にあったけど、さすがにこんな時に写真を撮るわけにはいかないので…事故現場の画像は「無し」です。悪しからず!!!