若奥と由香ちゃんの「タイ旅行」は、出国手続きした後、「ちょっと予約してある物取りに言っても良い？」の由香ちゃんの一言から始まりました。若奥が後を付いて行くと「カルティエ」に入り、事前に予約してあった御主人の腕時計「ウン１０万円也」をお買い求めになりました。「この前韓国に行った時見たんだけど、デパートより空港の方が１２万円安かったから」だそうです。この瞬間…パッポンでブランドのコピーの時計を買おうと密かに思っていた若奥の計画は…「絶対無理！！」と思いました。
その後、隣のエルメスで、またまた由香ちゃんは「ネクタイ」を買いました。由香ちゃんはいきなりエルメスのハンドバックを右手に、カルティエの結構大きな紙袋、エルメスの紙袋を左手に持ち、その横を「今日はビジネスクラスだから…」と、何を勘違いしたのか…「黒のスーツ」を着て気合いの入っている若奥と、「とてもこれから飛行機に乗る二人」とは思えない「イヤミなオバサマ２人組」になってしまいました。
化粧品を見ていて、「美保ちゃん、これね、デパートで買うよりもすごく安いかよ」と言われ、「本当だね、安いね」と言って、「ゲランのパウダー・23,000円」を「安い」と思って（勘違いして）買いました。若奥の金銭感覚は…「麻痺」に突入してしまいました。
これ以上ここにいるとヤバイかも…と思った頃、由香ちゃんが「そろそろさくらラウンジに行かない？」という事で、ビジネスの客専用のさくらラウンジ（セントレアにはさくらラウンジは２ヶ所あるそうです）に行きました。
もちろん…若奥にとって「初さくらラウンジ」。平日の午後、外国人ばかり。皆、パソコンで何やらしてました。しまった…若奥もパソコン持ってくれば良かった！！！「何する？」って…。ゲーム？？
オニギリあり、サンドイッチあり…。そして「一色さかな広場」のえびせんべいまであってビックリ。一通りお腹が膨れてから、別に食べるわけでもなく…「クラッカー」とか「チーズ」とか、バックに詰めこんでいると…隣を見たら、由香ちゃんも同じ事してました。やはり…美保ちゃんも由香ちゃんも、｢普通のオバサン」でした。
バックにたくさん詰めこみ（いつ食べるんだろう…）、そろそろ行こうかと言うことになり、搭乗口付近で搭乗案内を待っていました。待ってました！！！「ただいまより、ビジネスクラスのお客様より順に搭乗案内させていただきます」のアナウンス。二人はスクっと立ち上がり、みんなの視線の中（視線は無かったかもしれない…）搭乗口に向かいました。憧れのこの瞬間。この時のために若奥は肩が凝る大変さとひきかえに「スーツ」を着て…がんばりました！！！由香ちゃんは…「エルメス」と「カルティエ」の袋片手に…。皆の前を、わざとゆっくり歩きました。（イヤだねー！！）
ビジネスは…普通に機内食が美味しかったです。スリッパも供えつけ。このスリッパ、社長が持って帰ってきて、家にたくさんあるヤツだ…。「若奥はそんな物持ってこないもん！！」と思いながら、しっかり靴べら、「社長のお土産はこれで良し」と思いながら持ち帰りました。
飛行機の外はまだ明るい…時計を見ると、日本時間でまだ夕方の5時。なのに窓が閉められ電気が消され、「ねえ、寝ろって言うこと？？こんな時間に寝られるわけ無いじゃんね！！」と言いながら…５分後には二人とも「爆睡」でした。
とりあえずバンコクにつきましたが…今回はこの辺で…。
まだまだ…これからが始まりです！！！
「娘が高校でゴルフ部に入り、毎週休みの日は家族３人でゴルフで疲れてね・・・」とか「うちの歯科医院も最近不景気で、私も受付を手伝っているんだよ」とか「息子が名古屋大学と神戸大学に行っていて二人とも下宿、仕送りが大変！！」とか、「もしかして…それって自慢話？？」みたいな「幸せな主婦達」の「幸せな悩み告白大会・幸せな会話」が交わされ、「幸せな家庭の主婦」でないと参加できない「空気」です。
でも、今年のクラス会、「ちょっとその中で浮いているかも…」の若奥は「美保ちゃん、テレビ見たよ」とか「雑誌に載っていたよね、すごいね」とか、「あなたたちとは違うのよオーラ」を出してきました。
そんな同級生の中で、「週４日、高校で家庭科の講師をしている恭子ちゃん」と隣の席になりました。彼女はご主人は会社を経営し、一人娘さんも「金城高校」に通ってますが、「生活のためでなく、自分の人生を充実させるため」に、今の仕事を続けているそうです。その恭子ちゃんが言った一言。「通勤には高速道路を使っている。３５０円で４０分時間が短縮できる。私は時間をお金で買っているようなもの」という言葉。
若奥は「物欲が無い事」で有名です。本当に…これといって欲しいものがありません。「欲しかったらいつでも手に入るからじゃないの？」と言われました。それも"あり”かな…と思いますが。「まあ、しいて欲しい物と言うのなら…「時間」かな…」と皆に言ってます。
先日火曜日定休日に、岡崎で用事がありました。普通は当たり前に「下道」を行くのですが、なぜか恭子ちゃんの「時間を買う発言」が気になって、運転しながらずーっと考えていました。
「高速を使えば４５０円で時間が３０分短縮できる。今若奥は４０分の時間を４５０円で買ってみよう…。高速１区間、豊田東インターから岡崎インターまで利用しました。そうしたら、４５０円で、「時間」が買えて、「高速を思いっきりとばす爽快感」という「おまけ」までついてました。「いい買い物が出来た」と思いました。
帰りも高速利用。そうしたら「通勤時間帯割引」で２５０円でした。そうか…「時間」には「割引料金」まであるのか…。すごく得した気分、またまたいい買い物が出来ました。
昨日、久々（一年ぶり？？）に「玉緒さんとデート」に下見も兼ね、豊田市内の「某パチンコ屋さん」に社長と２人で夜の９時から行きました。本当に、たまたま運良く（日頃のご褒美と若奥は思ってますが）５００円で９連ちゃん、DVDプレイヤーと３万円弱のお小遣いを「２時間」で稼がせていただきました。はっきり行って、パチンコを打つこと自体は、連ちゃんしようがどうしようが、全く面白くありませんでしたが、箱を積むごとに「へへへ…また４，５００円！！」と「今いくら儲かっているか」の計算ばかりしてました。この儲けたお金でまた「時間を買おう」と思います。
人間、色々なお金の使い方があり、それぞれ価値観も違い、それはそれで当たり前のことで。恭子ちゃんの一言｢時間をお金で買う」と言う言葉は、なんだか若奥の「これからの生き方」に大きな影響を与えてくれた気がします。今思う事。忙しかったけど、クラス会行って良かった！！！みんな、また来年も会おうね！！！
彼は若奥より３才年下、実家の弟と同い年なんですが、やっぱり「伸びている会社の社長」は・・・しっかりしている！！！若奥なんて朝っぱらから「講師の戸塚先生」と「小林社長」の間に挟まれて「伊藤さん！！夫婦仲が良くないと会社経営もうまく行かないよ・・・」（別に･･･夫婦仲悪いわけではないんだけど・・・）と、二人からしっかり「説教」（励ましのお言葉？？）されてしまいました。
まあ、その日はそれで別れましたが・・・。本日から「決算御礼･ありがとうセール」と称して「川平屋の大バーゲンの売り出し」が始まりました。おかげさまで朝から大勢のお客様にご来店していただき、「もう、いい加減･･･疲れた・・・」と内心思っていた昼の大忙し真只中に、「小林社長」より一通の葉書が届きました。「今日はいろいろなお話ができ、ありがとうございました。伊藤ファミリーの益々の幸福を心よりお祈りしています」という、まあ・・・当たり障りのない文面でしたが。
葉書を書いた日付は、名刺交換したその日でした。あの、すごく忙しい小林社長から礼状を頂くなんて・・・。それも･･･その日に・・・。そのとき忙しくて、ちょっと「イライラ」していた自分が恥ずかしくなりました。「忙しい」などと言うことは「○○が出来ない」などという理由にはならないと思いました。「試されている」だけなんだな・・・と。
今日一日で、きっとお忙しいであろうに、川平屋の売出しに来て頂いたお客様は１００名以上もあり、本当にありがたく思います。そう思ったら・・・今日来て頂いたお客様に「お礼のお葉書」が書きたくなりました。本当に感謝の気持ちで「礼状を書く」という行動は、「仕事をやらされている」のではなく「自分がこれから仕事をしていく上でのパワーを生む」のような気がしてなりません。売出しの初日の朝には、いつも「ご先祖様のお墓参り」に行っています。今朝もお墓に行き、お花を代え、お線香をあげている時に、石塔で頭をぶって、あやうく「流血騒ぎ」になるところでした。若奥は・・・もしかしたらすこしだけ「お客様に対する感謝の気持ち」を忘れかけていたかもしれない・・・。お墓で頭をぶったのは、おじいちゃんとおばあちゃんが「お客様への感謝の気持ちを忘れちゃダメだよ」と教えてくれているのだと感じ、小林社長の事も拍車となり、今すごくお客様に「感謝の葉書」を書きたいと思ってます。明日朝早く出社し、さっそく「実行」に移そうと思います。
そして・・・また明日から、そして１７日まで二週間売出しは続きますが、お客様に心から「ありがとう」の気持ちを伝えるように、１日１日、頑張りたいと思います。
今回はお寺さんの都合で、午後の３時からの法要でした。田舎の法事なのでお経が１時間半（途中休憩含む）、後半のお経の途中、焼香が回ってきた４時２０分、隣にいた「利子おばさん」が、「ちょうどこの時間に息を引き取ったんだよね…」とポツリ言いました。そうか…こんな時間だったんだっけ…。
父は加茂病院の病室で、母、私達子供３人、私の子供２人、長男の子供１人、父の兄弟･母の兄弟８人の多勢の人に看取られて、右手を母が握り、左手を私が握り、みんなの「ありがとう」の大合唱の中、息を引き取りました。亡くなった後に、「杉浦看護師長さん」と母が抱き合って「よく看てあげられましたね」「お世話になりました」と泣いていたのを思い出します。
三回忌のこの日、母の形見の「大島紬の１ツ紋の色無地」を着てお参りをしようと思っていましたが、出張続きで仕事がたまってて、とても着替える時間がなく、朝から着ていた黒の紬のまま、帯だけグレーの法事用の帯に替えて「お父さんごめんなさい」で出かけました。「仕事第一！！」の父なら、きっと許してくれる…と思ったからです。その代わり、娘には「母の形見のパールのネックレス」をさせました。「おかあさん、このネックレス、おばあちゃんが去年のおじいちゃんの法事にしてたやつだよね」娘も気付いた様でした。実家に着いてすぐに、仏壇の前で手を合わせる子供たち２人の姿を見て、娘の綾花は今年から大学生になり、お化粧もし、髪も染めパーマもかけ、この２ヶ月ですっかり娘らしくなりました。そういえば…気付かなかったけど…慎悟もずいぶんたくましくなったような気がします。「子供の成長を、父と母に見てもらいたかったな…」と娘として思いました。多分きっとこの先も、たとえば成人式の時とか、結婚式の時とか、子供が生まれた時とか…ずっと「親に見てもらいたかった…」と思うに違いない…。そう思うと…本当はもっと長生きして欲しかったです。
お墓参りも、食事も済み、親戚の叔父さん叔母さん、近所の方々が帰られた後、弟２人と社長と４人で、外で日が暮れるのも忘れて話をしました。長男は父の会社を引き継いでますが、「役員になる前に会社を辞めて不動産業に転身しようかな…」なんてバカみたいな事を言い出し「何言っとるの！！」と叱られ、次男はやはり父の起してくれた会社で「今度社長になることに決めた」と言い「へーっ、頑張りなよ！！」と激励を受け、途中、近くに自販機に「缶コーヒー」を４人分買いに行ってくれた社長と「経営者の会話」をし…。亡くなった父は、多分「この光景」を望んでいたのではないか…と思います。兄弟（社長も含めて）仲良いことが、両親への最大の供養だと思うし、そうすることが、父と母への「ありがとう」だと思います。
今年のお盆には母の初盆、そして１０月には母の一周忌と、長男夫婦にはお世話になりますが、お父さん、お母さん、私達兄弟はずっと仲良しで、兄弟協力していきますので…どうぞご安心くだい。あなた達が、そのように育ててくれたおかげです。ありがとうございました。あなた達の子供で良かったです。月並みな言葉ですが・・・。今度生まれ変わっても、やはりあなた達の娘がいいと思います。
夏と言えば…。
３年前に現在の「和ギャラリー」を建てた時、「いらない物は、ついでに建築やさんに捨ててもらうから」との事で倉庫の片づけが始まりました。社長に「もうアナタ、ゴルフしないでしょ？？」と言われて、嫁に持ってきた「ゴルフクラブ」が捨てられました。「これも捨てちゃうよ！！」と言われた「ウエットスーツ」。「ダメ、まだ着れるから」。２５年前、ウィンドサーファー時代に、オーダーで作ったウエットスーツ。若奥は今でもこれが「余裕で」着られるのでありました。
新婚旅行は「モルディブ」に潜りに行きました。京都産業大学時代、バリバリ「体育会系･ダイビング部」だった社長。(左の写真のバックはその比からご愛用のもの）
社長が「学生時代に貧乏で行けなかったダイバー憧れの“モルディブの海”をあなたにも見せたい」と言ったかどうかは･･･酔っぱらって全く覚えていない･･･ですが。（本人は“確かに言った！！”と言ってました） １月に「伊豆･大瀬崎」で雪の降る中、ダイビングのライセンスを取るために「真冬の海」に潜った若奥（ブルブル）。そして新婚旅行・モルディブにも持っていったこのウエットスーツ。「結婚しても毎年潜りに連れてくから」と言ったのに（こう言う事は…しっかり覚えてる）。たしかに…社長が大学時代に住み込みでアルバイトしていた「沖縄･座間味」には２年連続で潜りに連れてってもらったけど…。結局それっきり。
今は仕事が忙しく、自分に余裕もなく、とても「ダイビング」なんて想像も出来ませんが、もう少し余裕が出来たら（と言うより…社長が釣に飽きたら？？）、社長に、沖縄の海にもう1度潜りに連れてってもらおうと思います。その時まで…ウエットスーツの着れる体型を維持するために…、スポーツクラブ通い頑張らなきゃ…です。
