昨日「6月2日」は父の命日で、そしてこの命日の日に三回忌の法要を行いました。
今回はお寺さんの都合で、午後の3時からの法要でした。田舎の法事なのでお経が1時間半(途中休憩含む)、後半のお経の途中、焼香が回ってきた4時20分、隣にいた「利子おばさん」が、「ちょうどこの時間に息を引き取ったんだよね…」とポツリ言いました。そうか…こんな時間だったんだっけ…。
父は加茂病院の病室で、母、私達子供3人、私の子供2人、長男の子供1人、父の兄弟・母の兄弟8人の多勢の人に看取られて、右手を母が握り、左手を私が握り、みんなの「ありがとう」の大合唱の中、息を引き取りました。亡くなった後に、「杉浦看護師長さん」と母が抱き合って「よく看てあげられましたね」「お世話になりました」と泣いていたのを思い出します。
三回忌のこの日、母の形見の「大島紬の1ツ紋の色無地」を着てお参りをしようと思っていましたが、出張続きで仕事がたまってて、とても着替える時間がなく、朝から着ていた黒の紬のまま、帯だけグレーの法事用の帯に替えて「お父さんごめんなさい」で出かけました。「仕事第一!!」の父なら、きっと許してくれる…と思ったからです。その代わり、娘には「母の形見のパールのネックレス」をさせました。「おかあさん、このネックレス、おばあちゃんが去年のおじいちゃんの法事にしてたやつだよね」娘も気付いた様でした。
実家に着いてすぐに、仏壇の前で手を合わせる子供たち2人の姿を見て、娘の綾花は今年から大学生になり、お化粧もし、髪も染めパーマもかけ、この2ヶ月ですっかり娘らしくなりました。そういえば…気付かなかったけど…慎悟もずいぶんたくましくなったような気がします。「子供の成長を、父と母に見てもらいたかったな…」と娘として思いました。多分きっとこの先も、たとえば成人式の時とか、結婚式の時とか、子供が生まれた時とか…ずっと「親に見てもらいたかった…」と思うに違いない…。そう思うと…本当はもっと長生きして欲しかったです。
お墓参りも、食事も済み、親戚の叔父さん叔母さん、近所の方々が帰られた後、弟2人と社長と4人で、外で日が暮れるのも忘れて話をしました。長男は父の会社を引き継いでますが、「役員になる前に会社を辞めて不動産業に転身しようかな…」なんてバカみたいな事を言い出し「何言っとるの!!」と叱られ、次男はやはり父の起してくれた会社で「今度社長になることに決めた」と言い「へーっ、頑張りなよ!!」と激励を受け、途中、近くに自販機に「缶コーヒー」を4人分買いに行ってくれた社長と「経営者の会話」をし…。亡くなった父は、多分「この光景」を望んでいたのではないか…と思います。兄弟(社長も含めて)仲良いことが、両親への最大の供養だと思うし、そうすることが、父と母への「ありがとう」だと思います。
今年のお盆には母の初盆、そして10月には母の一周忌と、長男夫婦にはお世話になりますが、お父さん、お母さん、私達兄弟はずっと仲良しで、兄弟協力していきますので…どうぞご安心くだい。あなた達が、そのように育ててくれたおかげです。ありがとうございました。あなた達の子供で良かったです。月並みな言葉ですが・・・。今度生まれ変わっても、やはりあなた達の娘がいいと思います。
今回はお寺さんの都合で、午後の3時からの法要でした。田舎の法事なのでお経が1時間半(途中休憩含む)、後半のお経の途中、焼香が回ってきた4時20分、隣にいた「利子おばさん」が、「ちょうどこの時間に息を引き取ったんだよね…」とポツリ言いました。そうか…こんな時間だったんだっけ…。
父は加茂病院の病室で、母、私達子供3人、私の子供2人、長男の子供1人、父の兄弟・母の兄弟8人の多勢の人に看取られて、右手を母が握り、左手を私が握り、みんなの「ありがとう」の大合唱の中、息を引き取りました。亡くなった後に、「杉浦看護師長さん」と母が抱き合って「よく看てあげられましたね」「お世話になりました」と泣いていたのを思い出します。
三回忌のこの日、母の形見の「大島紬の1ツ紋の色無地」を着てお参りをしようと思っていましたが、出張続きで仕事がたまってて、とても着替える時間がなく、朝から着ていた黒の紬のまま、帯だけグレーの法事用の帯に替えて「お父さんごめんなさい」で出かけました。「仕事第一!!」の父なら、きっと許してくれる…と思ったからです。その代わり、娘には「母の形見のパールのネックレス」をさせました。「おかあさん、このネックレス、おばあちゃんが去年のおじいちゃんの法事にしてたやつだよね」娘も気付いた様でした。
実家に着いてすぐに、仏壇の前で手を合わせる子供たち2人の姿を見て、娘の綾花は今年から大学生になり、お化粧もし、髪も染めパーマもかけ、この2ヶ月ですっかり娘らしくなりました。そういえば…気付かなかったけど…慎悟もずいぶんたくましくなったような気がします。「子供の成長を、父と母に見てもらいたかったな…」と娘として思いました。多分きっとこの先も、たとえば成人式の時とか、結婚式の時とか、子供が生まれた時とか…ずっと「親に見てもらいたかった…」と思うに違いない…。そう思うと…本当はもっと長生きして欲しかったです。
お墓参りも、食事も済み、親戚の叔父さん叔母さん、近所の方々が帰られた後、弟2人と社長と4人で、外で日が暮れるのも忘れて話をしました。長男は父の会社を引き継いでますが、「役員になる前に会社を辞めて不動産業に転身しようかな…」なんてバカみたいな事を言い出し「何言っとるの!!」と叱られ、次男はやはり父の起してくれた会社で「今度社長になることに決めた」と言い「へーっ、頑張りなよ!!」と激励を受け、途中、近くに自販機に「缶コーヒー」を4人分買いに行ってくれた社長と「経営者の会話」をし…。亡くなった父は、多分「この光景」を望んでいたのではないか…と思います。兄弟(社長も含めて)仲良いことが、両親への最大の供養だと思うし、そうすることが、父と母への「ありがとう」だと思います。
今年のお盆には母の初盆、そして10月には母の一周忌と、長男夫婦にはお世話になりますが、お父さん、お母さん、私達兄弟はずっと仲良しで、兄弟協力していきますので…どうぞご安心くだい。あなた達が、そのように育ててくれたおかげです。ありがとうございました。あなた達の子供で良かったです。月並みな言葉ですが・・・。今度生まれ変わっても、やはりあなた達の娘がいいと思います。
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