夏と言えば…。
３年前に現在の「和ギャラリー」を建てた時、「いらない物は、ついでに建築やさんに捨ててもらうから」との事で倉庫の片づけが始まりました。社長に「もうアナタ、ゴルフしないでしょ？？」と言われて、嫁に持ってきた「ゴルフクラブ」が捨てられました。「これも捨てちゃうよ！！」と言われた「ウエットスーツ」。「ダメ、まだ着れるから」。２５年前、ウィンドサーファー時代に、オーダーで作ったウエットスーツ。若奥は今でもこれが「余裕で」着られるのでありました。
新婚旅行は「モルディブ」に潜りに行きました。京都産業大学時代、バリバリ「体育会系･ダイビング部」だった社長。(左の写真のバックはその比からご愛用のもの）
社長が「学生時代に貧乏で行けなかったダイバー憧れの“モルディブの海”をあなたにも見せたい」と言ったかどうかは･･･酔っぱらって全く覚えていない･･･ですが。（本人は“確かに言った！！”と言ってました） １月に「伊豆･大瀬崎」で雪の降る中、ダイビングのライセンスを取るために「真冬の海」に潜った若奥（ブルブル）。そして新婚旅行・モルディブにも持っていったこのウエットスーツ。「結婚しても毎年潜りに連れてくから」と言ったのに（こう言う事は…しっかり覚えてる）。たしかに…社長が大学時代に住み込みでアルバイトしていた「沖縄･座間味」には２年連続で潜りに連れてってもらったけど…。結局それっきり。
今は仕事が忙しく、自分に余裕もなく、とても「ダイビング」なんて想像も出来ませんが、もう少し余裕が出来たら（と言うより…社長が釣に飽きたら？？）、社長に、沖縄の海にもう1度潜りに連れてってもらおうと思います。その時まで…ウエットスーツの着れる体型を維持するために…、スポーツクラブ通い頑張らなきゃ…です。
先日、やはり「眉山」を見に行って感動した！！…と言う、京都の問屋の営業マン「小林くん」（先回の若奥のブログにコメントをくれたのが彼です）が川平屋にやって来ました。今回、川平屋がオリジナルで企画・製作した黒紋付（喪服の事）、その名も…「絆（きずな）」の商品説明･企画説明をする為です。若い社員を前に、「“眉山”の中で、松嶋菜々子が母の着物を着ていたシーンに感動した」と力説してました。「親が子を思うが故に、娘のために用意する…それが“絆”」と言ったかどうかは…すみません…忘れてしまいましたが…。
母が亡くなってから、母の遺言もあり、着物はほとんど「一人娘」の若奥が貰いました。その日以来、何か「頑張らなきゃ」の時（母に見守って欲しい時）には、何か1つ、母の物を身に付けるようにしています。本当はまだ娘として母に甘えたかった…ずっと私のそばにいて欲しかった…そんな気持ちが心のどこかにあるからでしょうか…。
今回、川平屋オリジナルで黒紋付｢絆（きずな）」を企画･制作し、｢絆とは・・・」「なぜ黒紋付は必要か・・・」を収録した「黒紋付ＤＶＤ」なる物を製作しました。このDVD撮影のために京都まで行きました。着物研究家の「毛利ゆき子先生」に監修をお願いし、若奥と毛利先生の対談のシーンもありますが、その収録の日も、母が大好きでよく着ていた「結城紬のうさぎの柄の帯」と「珊瑚の帯留め」をしていきました。
6月2日、父の3回忌には、若奥は母が法事によく着ていた「1ﾂ縫紋入り、泥染の大島の無地のきもの」を着ようと思います。「父の一周忌までは死ぬわけにはいかない」と、去年の今頃、もう自分は長くないとわかっていたであろうに、抗癌剤治療中に病院を一時退院し、一周忌をつとめた母。喪主である弟がみんなの前でお礼の挨拶をし、「哲っちゃんがこんなに立派に挨拶が出来る様になって…」と感動して泣いている「敦子おばさん」の姿を見ながら、「哲史もお父さんに代わって立派に挨拶が出来るようになったし、なによりあんた達兄弟が仲がいいし…。もう私は安心してお父さんの所に行けるわ…」と言っていた母。それから5ヶ月で、父の所に行ってしまいましたが･･･。
「母と娘の絆」は…母がなくなった今も、永遠であると信じています。今現在、私にも娘がいて、そして…私と娘「綾花」の絆も、これから徐々に築いていけたら・・・と思います。母が私にしてくれたように…。
ここ最近、「東京タワー」とか「眉山」とか…母親が癌で亡くなる映画がやたら多いと思いませんか？？？
若奥は「母のことを思い出すから、絶対行くもんか！！」と思っていた…にも関わらず、昨夜「眉山」見に行って来ました。特に映画を見ることが「趣味」と言う若奥ではありませんが、なぜかこの映画が気になって仕方がなかった！！！気になったら…行くしかない！！！よーし、この際、「私は松嶋菜々子！！！」の勢いで行ってきました。
いつも「ムービックス三好」に行きます。定時に仕事を切り上げ、夜７時３０分にインターネットでチケットを購入しようとしたら、「残席２」で大焦り！！！おっと！！！今日は土曜日だった！！！ぎりぎりセーフ！！！
「眉山」は、すごくいい映画でした。しっかり泣いて、しっかり感動してきました。「母が亡くなってしまう」にも関わらず、後味がすごく良かったのが不思議でした。
映画の終りの方で、母「龍子」が医学部の学生に宛てた手紙「娘、咲子は、私の命です」という文章が、若奥が母から、母が亡くなる一週間前にもらった手紙の最後の一節「我娘、美保子は、私の宝物です」とあまりにも似ていて、やっぱり、母のことを思い出してしまいました。その場面までは、違う「ツボ」で感動し、泣いていたのですが。
映画が終わった後、しばらく席を立てない予定…だったのですが…。実は「利尿剤」のオカゲで途中からトイレを我慢していました。まだ「レミオロメン」の「蛍」が流れ、館内が暗い中そそくさと席を立ち、トイレに直行しました。しまった･･･利尿剤を飲むのを止めるの忘れてました！！！
ということで…「眉山」は、すごくお勧めです。特に若奥世代の女性の方に見ていただきたいと思います。感動の涙を流したい方も…ぜひ見に行ってください。
注：決して…利尿剤は飲まないように！！！飲むなら…「ハルンケアー」にしましょう！！！
そして･･･｢着物屋のおかみ」的感じた事。｢夏はやっぱり白の着物！！」。宮本信子さんの阿波踊りのシーンでの白い着物、すごく素敵でした。ということで・・・本日はさっそく「白の着物」着てます。おっと・・・いけない！！
｢松嶋菜々子」のつもりが・・・「宮本信子」になってしまった！！！
「いつまでも娘気分でいないで。あなたはもう、母親なんだから・・・」
天国の母が言っているのかもしれない・・・。
若奥は、名古屋の｢金城学院大学･家政科｣卒業です。(左の写真は、卒業アルバムの写真で、「見合い写真」として２０枚くらい世の中に出回りました）
「金城の同級生」のお友達４人組は、もともと「お金持ちのお嬢様」ですが、みんないい所（金持ち･土地持ち）に嫁に行って、いい暮らししてます。
たとえば乗ってる車は…ベンツとかBMWとか…当たり前。夏休みには家族で海外旅行…当たり前。ハワイとかラスベガス…普通。若奥も「仲間はずれ」にならないように、すごく頑張って、毎年家族で「近場の海外」（ちなみに、去年は上海でした）に行ってます。
家族での食事も、名古屋のホテルのレストラン…当たり前。「お子様はご遠慮下さい」のレストランでも、子供にブレザーを着せてネクタイをすればＯＫだって言ってました。「記念日」でなくても、普通に「ホテル」だそうです。どこかの家族みたいに「誕生日に焼肉」なんて…ありえない！！！
そして「中学受験」…当たり前。「えーっ！！美保ちゃん、息子さん公立に入れて、不安じゃないの？？」って、普通に言われました。みんな、慎悟くんを知らないな！！どう考えても、うちの慎悟くんには「私立中学」は無理！！！
若奥以外は専業主婦です。昼間はもっぱら…「エステ通い」「ネイルサロン通い」「スポーツクラブ通い」「カルチャーセンター通い」でお忙しいとか…。
とか言いながらも…。
今は「セレブな奥様達」が、若奥のこと「いいね、美保ちゃん」って言ってます。「やりがいのある仕事があって羨ましい」「毎日が退屈でつまんない」そうです。若奥は「退屈」なんて思ってるヒマもありません。確かに、ここまで来るまでは、ホント大変だったけど。今は「まわりから必要とされている」という実感さえあります。お客様に…社員に…「感謝」です。
以前は彼女たちの事がすごくうらやましく、会った後、家に帰ってから｢ブルー｣だった事もあったけど･･･。「わりと良い人生かな？？」って思います。(誰に感謝？？社長に感謝？？)
ＰＳ．セレブな奥様編
以前「ランチ」してた時の事。「草取り」の話になりました。
セレブな奥様①「草なんて、自分で取ろうと思うからなかなか取れないんだよ。
そんなもの、シルバー人材センターにお願いすれば、すぐやってくれるよ」
セレブな奥様②「うちはお手伝いさんいるし…仕事取っちゃあ悪いから…」
そして…若奥「草取り…好きだから、自分でするよ。綺麗になると気持ちいいし…」
若奥って…「なんて…いい人…」って思いませんか？？？
若奥は名古屋の「金城学院大学」を卒業しました。（実は…昔は…スーパーお嬢様してました。） 今でもその頃の仲良しのお友達４人で、３ヶ月に１回のペースで「ランチ」、１年に１回のペースで「旅行」してます。以前は「韓国」とか「グアム」とか、ダンナ様に仕事を休んでもらって子供の面倒を見てもらい（若奥は同居だから大丈夫）旅行に行ってましたが、（まわりから見たら…きっと「大ヒンシュク」「信じられない！！！」と思います…）、最近は「子供のお受験」（中学受験から始まって）でさすがに遠出の旅行は無理、それでも無理矢理、名古屋ヒルトンＨとかグランコートＨとかの和室にお泊りしてます。（ホテルの和室、けっこうイイですよ！！）
ランチも、ずっと「マリオットホテル」のレストランでしたが、名駅前に新しく出来た「ミッドランドスクエアー」のイタリアンを和ちゃんが予約してくれたので、新しいモン好きの若奥は「ルンルン」ですごく楽しみでした。実は、ミッドランドスクエアーにはオープンの日に娘と行って、娘に「入学のお祝いに」という事で「ルイビトンの財布」を買いました。その時に、「いつか、食事にも来たいなー」と思っていました。
５，０００円・８，０００円・１２，０００円とあって、若奥たちは８．０００円のランチコースを注文しました。でも…なんと！！！お水が有料（７００円）でビックリ！！！田舎モンの若奥には「ありえない！！！」 別に…普通の水でした。「元をとらなきゃ」と思い、何杯もお代わりしました。（写真上の方に写ってます）
そして、田舎モンにはビックリその②。イタリアンなのにパスタが出て来ない！こんな事なら、パンのお替りもっとしておくんだった！！！食事の席で、若奥はなんとなく「実は…私…タイに行くんだ…。一人で…。」とポロッと言ってしまいました。そしてその瞬間に…由香ちゃんが…「私も行ってもいい？？マイルが余ってて、今年中に使っちゃわないとパーになっちゃう。ちょうど良かった！！私も行く！！！」
由香ちゃんはお医者様の奥様、自分も医者の娘。息子は医者を目指して「鹿児島ラサール」で勉強中という、お医者様一家のセレブな奥様です。たとえば今、若奥のまわりにこんな人がいたら、多分「ちょっと苦手？？」な部類に入ると思うけど、なんと言っても学生時代の友達！！！いい所も悪い所もみんな解ってて、それでもずっと「仲良し」でいれたわけだから。やっぱり、学生時代の友達っていいですね。由香ちゃんだけでなくこの４人は、これからもずっと「本当の友達」だろうし、そういう親友がいる事は「あたりまえのようだけどとても素晴らしい事」で、若奥にとって彼女達は「財産」だと思ってます。
そんなワケで…若奥の「プチ家出」は「修学旅行」になりましたが…。由香ちゃんと旅行に行くことで、「この際…セレブな奥様のフリしてみよう旅行」にしようと思います。ホテルは…もちろん「オリエンタル･バンコク、ちょっといい部屋」そして飛行機は「ビジネスクラス」で予約しました。
そうそう、食事は…美味しかったです！！今度は４１階のバーに行きたいな！！誰か連れてってーー！！
